国際協力・人間開発・地域研究・国際保健・紛争復興・多文化共生・参加型開発・人間の安全保障・ハイブリディティ~大阪大学大学院人間科学研究科 グローバル人間学専攻~

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カリキュラム

人間科学概論 IV (人とグローバル世界):グローバル人間学入門

現代の世界は、紛争、災害、難民、開発、地球温暖化、資源・食糧問題など、種々の深刻な地球規模の課題を抱えており、その解決には、グローバルな視点とローカルな知を融合する研究と実践が求められている。

グローバル人間学では、「人間開発学」と「地域研究」に立脚した学知の集積による文理融合的・学際的な研究教育に取り組んでいる。

地域の言語を含む地域固有の知のあり方に配慮し、また世界の人々との対話と相互理解を重視しながら、フィールドにおける実践とアカデミックな理論を有機的に結合し、人々の暮らしに直結した生き生きとした新しい学問の場の創造を目指している。

講義内容(2010年度)
  • ■理解から協力へ-地域の知識-
  • ■「自分らしさ」を中心に据える-私が中南米の歌をうたう理由-
  • ■健康は自分たちで守る-途上国における住民参加-
  • ■国際保健・社会開発そしてアジア地域研究
  • ■人間開発とクオリティ・オブ・ライフ-スポーツを通じた開発
  • ■開発途上国におけるHIV/AIDSの治療アクセス問題と国際社会の対応
  • ■芸の伝承を考える:インドネシアの事例から
  • ■超域地域論の力学
  • ■学校へ行くことの意味 -アフリカの子どもたちを取り巻く現実-
  • ■軍事主義とジェンダー-岩国のフィールドワークより-
  • ■首狩り-東南アジア(ボルネオ島)と東南ヨーロッパ(モンテネグロ、北アルバニア)の比較
  • ■持続可能な農山村の発展のカギを探る-徳島県上勝町とマレーシア・サラワク州-
  • ■地域研究とディアスポラ論-文化人類学からのアプローチ-
地域研究概論

地域研究入門-キー概念で読み解く地域
急速に進む経済や情報のグローバル化、世界規模での人々の移動と交流は、人間と空間との関係を重層的で複雑なものとしている。このような時代状況の下では、複雑化する世界の諸地域についての学際的・複眼的な理解や、新たな地域区分の発見ないし空間認識の再構成が求められてくる。

他方、こうしたグローバル化の進行によってローカルなものが消滅するかといえばそうではなく、むしろそれが増強されるという側面もある。このローカルなものを理解するにあたって、たとえば対象空間を、日本語の「社会」や英語のsocietyという語で認識するのと、それに対応する現地の概念にしたがって認識するのとでは、理解の深度は異なってこよう。

本授業は、対象地域を読み解くうえでのキー概念を手掛かりとしながら、地域の固有性への理解を深めることを目標とする。

講義内容(2010年度)
  • ■ベトナムの近代化の過程における生老病死
  • ■インドネシア・ジャワ島の出産
  • ■ラテンキリスト教世界における出産の歴史
  • ■アジアの高齢化社会とエイズ孤児- 中国の事例
  • ■『老い』のかたち-その文化的差異と変容
  • ■北アジアにおける精神異常とシャーマニズム
  • ■グローバル化と病の歴史
  • ■華僑華人社会における自殺と他殺について
  • ■ムスリムの死と来世観
  • ■魂の行方を考える:インドネシア・バリ島葬儀の事例から
  • ■中国系住民の『死』生活
人間開発学概論:人間開発学におけるフィールドワークの意義と手法

現代の国際社会が直面している貧困の深刻化、紛争の頻発、人口・食糧問題、資源・環境問題、教育機会の欠如、感染症の拡大といった諸問題に関心をもち、人間開発学講座での研究を進めてみたいと考えている学生を対象として、人間開発学の各研究分野に共通する研究方法としてのフィールドワークの重要性と、その進め方に関する入門的な講義を行なう。

人間開発学講座では、「国際協力論」、「国際社会開発論」、「人間環境論」、「紛争復興論」という5つの研究分野において、多様な研究フィールドを対象とする実証的研究の成果が蓄積されており、教育面においてもフィールドワークに積極的に取り組み、学生もさまざまなフィールドでの調査研究を遂行している。したがって、人間開発学の研究を進めていくための準備として、フィールドワークの意義とその諸手法に関する理解を深めておくことが大切である。したがって、この授業では、人間開発学の理念とフィールドワークの意義を説明した上で、フィールドワークの有効性とその進め方を、いくつかの研究分野の観点から説明する。

さらに、人間開発学の教育・研究は、国際機関や政府援助開発(ODA)機関、内外の大学・研究機関やボランティア団体(NPO、NGO)との連携をともない、国際社会が直面する上記の諸問題の解決に向けた提言や人材の育成といった、国際社会への貢献を志向する実践的な性格を持っている。

そして、フィールドワークの遂行においては、対象地域の言語の学習や異文化間におけるコミュニケーション能力の向上といった要素も重要視される。したがって、フィールドワークにともなう実践的な諸課題やフィールドワークと言語学習の関連などについても、講義のなかでとり上げることとする。

グローバル人間学実験実習(2012年度分)

現代の世界は、紛争、災害、難民、開発、地球温暖化、資源・食糧問題など、種々の深刻な地球規模の課題を抱えており、その解決には、グローバルな視点とローカルな知を融合する研究と実践が求められている。

そこでグローバル人間学科目では、「人間開発学」と「地域研究」に立脚した学知の集積による文理融合的・学際的な研究教育に取り組み、フィールドにおける実践とアカデミックな理論を有機的に結合し、人々の暮らしに直結した生き生きとした新しい学問の場の創造を目指している。さらに次世代を担うにふさわしい国際性・創造力を備え、種々の学問分野や世界各地域を結ぶインターフェースとなり得る人材の育成に貢献することを希求している。

主として2年生を対象とする本実験実習では、グローバル人間学の入門編と位置づけ、実践的課題への解釈能力を習得し、さらにその成果を社会に還元してゆく力を養うことを目的とする。具体的には、参加型学習および各種フィールド実習を通じて、第一線で活躍する実務者・研究者との対話により社会の仕組みと課題を理解し、またそれら活動実践を一部体得しながら、各人の今後の研究につなげてゆく。

講義内容(2012年度)
  • ■社会見学1(神戸多文化ツアー:モスク・移民博物館・関帝廟)
  • ■社会見学2(人間文化研究機構国立民族学博物館)「世界をさわる:触文化とユニバーサル・ミュージアム」
  • ■社会見学1社会見学3(入国管理局)
  • ■社会見学4(社団法人 日本民間国際協力会:NICCO)
  • ■社会見学5(WHO神戸)
  • ■参加型討論会1(難民の声と難民支援)
  • ■参加型討論会2(一村一品運動の海外への普及:NPOの取り組み)
  • ■参加型討論会3「アナ・ボトル−西ティモールの町と村で生きる−」
  • ■参加型討論会4(JICA・青年海外協力隊報告)
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